電柱日報

日々の由無し事

『片おしどり』(さだまさし)

さだまさしの曲からお気に入りの紹介でもしてみようかと思いまして。
そんなわけで、まず一発めはこちら、『片おしどり』でございます。
割と涙もろいタチですので、さだまさしの歌の中でも、ふと涙がこぼれてしまうような曲がいくつかあるのですが、この曲もそんな中の一つ。
昔々の戦争で夫を失い、残された子供をがむしゃらに育て上げた老婦人が、ふと思い出の中のご主人に語りかけるという物語です。
ただひたすらに、愛する人への思いを貫いたこの老婦人の年月と、その年月に秘められた思いを想像するに涙が……。
ちなみに、『片おしどり』が収録されたアルバム『夢の轍』には、これ以外にも阿久的お気に入りソング*1が多くてお勧めです。廉価版も出ましたしね。

一押しフレーズ

時折目を閉ざして その人に呼びかける
あなただけいつもいつもあの日のまま若いなんて
ずるいわ 私ばかりこんなおばあちゃんになってしまったわ
だからもう恥ずかしくて
ほめてほしくてもあなたに会えないじゃないの

微笑みながら夫に拗ねて見せる様子が目に浮かぶようであります。

*1:この先紹介する事でしょう