電柱日報

日々の由無し事

クラッキング

「ホームページ*1」とならんで、本来の意味とは違った用法がスッカリ定着してしまったネットワーク関連の用語に「ハッカー(ハッキング)」があります。
ハッカー(Hacker)」の語源となっている Hack とは「(斧などで)叩き切る」という意味の単語で、Hackerとは「斧一本を使ってログハウスを建ててしまうような技術を持った人」転じて「コンピュータに非常に詳しく、なんでも出来てしまう人」という意味で使われていました。
「他人のコンピュータに忍び込んで悪さをする人」という意味ではありません。
こーゆー(↑)人は「ハッカー」と明確に区別するために「クラッカー(Cracker)」と呼ばれます。
まぁ、「他人のコンピュータに忍び込んで悪さをする」には「ハッカー」と呼ばれるくらいの技術力が必要でしたから、「クラッカー⊂ハッカー」は言えるかもしれませんが、少なくとも「=」ではありませんでした。
余談ですが、コンピュータに詳しい人の尊称としては、ほかにも「グル(guru:導師)」や「ウィザード(wizard:魔法使い)」なんてのも有ったりしますヨ。
なんでいきなりこんな話か、と言いますと職場でセキュリティ回りでトラブルがありまして……。

*1:本来の「ホームページ」とはブラウザが開いたときに最初に立ち上がるWebページの事。自分のサイトの事でも、Webページ一般を指すわけでもありません。