電柱日報

日々の由無し事

『家出艦長の里帰り』(笹本裕一)

個人的にSCEBAIの面々よりも好きだったりするオルクス面々を取り上げた『ARIEL番外編』の2巻が出てました〜。
しかし、前巻の時にも書いたような気がしますが、この作者は、架空の宇宙航行をソレっぽく書かせたら一級品ですなぁ。
この巻で長い事煮え切らなかったオルクス(今はルキフェラス)のアバルト・ハウザー艦長とシモーヌ経理部長の仲が怒涛の急進展。まぁ、ハウザー艦長の場合、どうあがいても自分からはアクションを起こさなさそうだったんで、ある意味この流れしか無いような気もいたしますが。
250頁ソコソコと量的にはやや物足りなくはありますが(特に後半の戦闘はもっとじっくりとやってくれても……)、前巻からすでに1年、これ以上待たされるのもアレですんで、新刊発売を素直に喜んでおります。
次はいつ頃ですかネェ。