電柱日報

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まとめ買い記録

水滸伝 2 替天の章 (集英社文庫)

水滸伝 2 替天の章 (集英社文庫)

北方「水滸伝」の2巻発売。
この巻で、ついに梁山泊が反政府勢力の拠点として活動を開始。
また、やや頼りない禁軍とは異なり、諜報謀略戦に長けた青蓮寺が登場し、政府側の陣容も徐々に明らかになってきました。
禁軍から梁山泊側に寝返るはずの人物もすでに何人か登場していますが、(秦明将軍にしろ、呼延灼将軍にしろ)基本的に軍人としての本分に忠実な人物だけに、どのように梁山泊入りが描かれるか非常に楽しみです。
ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)

ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)

世界最古の文学作品として知られる『ギルガメシュ叙事詩』の邦訳版。
ドイツ語版やフランス語版などからの重訳ではなく、楔形文字で書かれた原書からの直訳日本語版です。
一部石板が欠落している部分などを話の連続性を考慮して創造で埋める形ではなく、欠落は欠落として示し、その上で想定される内容が補足される形になっていますので、読み物として楽しむのには向かないかもしれません。
しかし、欠落それ自体が数千年という時の流れを感じさせてくれるアクセントにもなっているように思います。
皇国の守護者 (4) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (4) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

北領遅延作戦も佳境。
絶望的な状況の中、容赦なく登場人物が死んでいきます。
大隊規模の部隊が、最終的に生き残ったのはわずか20名と猫2匹という過酷さ。
原作に忠実なコミカライズで、先の展開が判っているにもかかわらず、この先がどういう描かれ方をするのか目が離せません。
蒼天航路(17) (講談社漫画文庫)

蒼天航路(17) (講談社漫画文庫)

16巻でしばらく刊行がストップしていた『蒼天航路』の文庫版17巻がいつのまにか出てました。
最近本屋へ行く頻度が落ちたので全然気づいてませんでした。
漢中王という言葉の重み、すでに人ならぬ高みに登ったようにも思える関羽の武、静かに進行する孫呉の動き……。
文庫版も残すところあと1冊になりました。最後の瞬間を心して待とうと思う次第。

補足

ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ(3)
聖雪のキャンパス アリアンロッド・リプレイ・ハートフル
アリアンロッドRPGのリプレイが2冊同時に出たんですが、ISBNが14桁になっている関係かAmazonに登録されていないようです。
前者はシリーズも佳境に入ってきたご存じ きくたけ リプレイなのですが、今回は衝撃の展開。
TRPGやってれば避けては通れない部分ではありますが、起こってしまった際にプレイヤーが納得できる(理不尽と思わない)という点は、マスターとプレイヤーの質の高さでしょうね。
後者は きくたけ がプレイヤーとして参加する新シリーズ。
きくたけ関連のリプレイは、すっかり声優参加がデフォになってますねぇ。
声優参加のリプレイというと、クリスタニアRPGのリプレイCDという黒歴史が有るわけですが、一度 きくたけ 系のリプレイ音声も聞いてみたい気が……。