電柱日報

日々の由無し事

『墨攻』

で、モレラに到着したところ、つい2分ほど前に『墨攻』の上映が始まっていたのを知りまして。
先日の「世界不思議発見」でこの映画とタイアップした「墨家思想」を特集しており、いまだ醒めやらぬ中国歴史熱と相まって非常に気になる作品でしたので、ナイスタイミングとばかりにそのままToHoシネマズに転がり込んだような次第。
墨子は古代中国に実在の思想家で、「墨家」と呼ばれる集団が大国に攻め込まれた小城の防戦に助力するという事は実際にあったそうですが、『墨攻』というお話は日本人の作による創作だそうです。
この作品は中国映画ですが、小説『墨攻』を同じく日本人がコミカライズしたした漫画『墨攻』が原作との事。
とりあえず、娯楽映画の常ですが、漫画のイメージからすると主人公の革離が無駄にカッコイイ*1です。
とはいえ、派手派手なハリウッド映画と違って、古代中国の戦争が渋く演出されているのでさすが中国の監督が作っただけ有って、古代中国における城塞都市のイメージや、農民のおかれた境遇などは、(歴史的に正しいかどうかは判断できませんが)非常に説得力があります。*2楽しめましたよ。(刑罰の描写とかは、直接的ではないものの結構キッツイものがあります)

*1:第一、ハゲじゃない!!

*2:紀元前に熱気球はチョッとやり過ぎだと思いますけど