電柱日報

日々の由無し事

ApacheのHTTPリクエスト処理

職場内のWeb管理者から、アクセスログに変な記録がある、と連絡を受けてゴソゴソと調べてみたところ、ApacheのHTTPリクエスト処理に???と思った点がありまして。
問題のログはこんなの。

xxx.xxx.xxx.xxx - - [11/Jul/2007:22:30:35 +0900] "GET http://some.where.com/ HTTP/1.1" 200 10944

気になるのは、全く関係ないホスト(ここでは仮にsome.where.com)が絶対URIで与えられているのに、200番で正常終了しちゃってる点。
最初は、some.where.comの正引きIPが職場のサーバに振り向けられているのかとも思ったんですが、そうでも無い様子。
物は試しにと、自分が管理してるサーバにtelnetで繋ぎ、↓のリクエストを投げてみると、正常に自サーバのトップページが取得できて、↑と同様のログが記録されるじゃありませんか。

GET http://some.where.com/

Apacheって、GET(に限らないと思いますが)リクエストに絶対URIが渡されると、ホスト部がServerName指定と違っていても気にしないでパス部に相当する自サーバのドキュメントを返すみたいですね。
返してるのは自サーバが持ってるドキュメントなんで実害はないんですが、関係ないURI宛のリクエストに対して、自サーバが200番を返しちゃうのも気分が悪いなぁ……。
プロクシを利用するときにはHTTPリクエストに絶対URIを投げたりしますが、オープンプロクシでも探してるんでしょうか?
よもや、ログを見た管理者をモニョらせるための迂遠な悪戯とも思えませんが。