電柱日報

日々の由無し事

購入記録

腐ってもお盆期間中ということで、少々早く職場を辞することができましたんで、何の気なしにカルコスへ寄ったところ、お盆前に買いコボシたのかココ数日で出たばかりなのか何冊か出ておりましたんで確保。

QED~flumen~ 九段坂の春 (講談社ノベルス)

QED~flumen~ 九段坂の春 (講談社ノベルス)

殺人事件そっちのけで歴史薀蓄話に花を咲かせる『Q.E.D.』シリーズの連作短編集。
主要キャラ4名の過去に起きたホロ苦い思い出と、それらを繋ぐような4つの事件ってトコでしょうか。
警察関係者に限らず、コレまでの本編で登場した、いろんな脇役の皆さんが結構登場しておったりしまして、これも人の縁てヤツか、とか思ったり。
短編集と言うことで事件も歴史解釈も軽めの印象ですが、嫌いじゃないですよ。
バガヴァッド・ギーターの世界―ヒンドゥー教の救済 (ちくま学芸文庫)

バガヴァッド・ギーターの世界―ヒンドゥー教の救済 (ちくま学芸文庫)

インド神話』や『マハーバーラタ』でインド古典を判りやすく解説してくれている上村氏の文庫が出ておったので確保。
目の前の敵軍に知った顔が居るってんで戦意を喪失した勇士アルジュナを、創造神の化身であるクリシュナがアレコレと理屈をならべてアルジュナに戦うようけしかけるお話*1
当時のインドの価値観が垣間見えるようで面白いですな。
『バガヴァット・ギーター』自体は未読ですが、一度ちゃんと読んでみたいモンです。前巻から続いたベリーニ伯との大勝負に決着がつく所まで。
1着にここまで時間をかけたのって初めてじゃないでしょうかね。
終わってみれば大団円なわけですが、相変わらず「水曜どうでしょう」とか細かいネタ突っ込んできますなぁ(w
次巻はイギリス編に突入ですねー。

*1:というとかなり語弊がありますが