iPod touchとの差分

もともと「電話無しiPhone」として登場したiPod touchですので、タップやフリックといった操作方や、ホームUI、設定関係など、かなりの部分で操作感覚は共通しています。
一方でiPhoneにしかない機能なんかもやはりあるわけで、これまでtouchになかった分だけ新鮮だったり、微妙に期待はずれだったり……。

電話

当然っちゃ当然ですが、iPod touchになかった機能筆頭。
世間で言われているほど酷いインタフェースでもないような気がします。
今のご時勢、電話番号を直打ちで電話をかけるような状況もそう多くないですし。
標準の連絡帳はiPhone単体だとグループ分けができなくて使いづらいですが、その辺はサードパーティ製のアプリが補完してくれますしねぇ。

GPS＆コンパス

GPSとGoogle Mapの連携はDocomo携帯でも便利に使えていましたが、Softbankの電波さえつかめれば反応はiPhoneのほうが良さげ。
でもって、電子コンパスを使うと、常に進行方向が画面上にくるように自動回転して、ウォークナビとして使うのに非常に便利です。
Google Map自体に経路検索も付いてますしね。

カメラ

3Gのカメラと比べると、オートフォーカスは付いてますし、マクロ行きでのフォーカスもちゃんと効くようではありますが、画質としては300画素としても……な感じですね。
iPhoneの解像度(320×480)で見ているとそうでもありませんが、屋内など暗めところだと微妙にノイズっぽい感じになり、静止画の画質で考えると、500万画素であることを差し引いてもSH-04Aのほうが確実に上です。
動画についても概ね静止画に準ずる印象。

また、撮影した画像をメールで送る際、なぜか800×600にリサイズされてしまう(300万画素なら2048×1560で撮れているはず？)のも謎。そもそも、標準メールアプリには添付ファイルを付ける機能がなく、写真側からメールで送る指定しかできません。
MMS(S!メール)で送る際は、多少大きな1024×768サイズに自動リサイズされるくせに、他サイズが選択できず、フルサイズでもなく、誰かの携帯メールへ送るには大きすぎ、とういこれまた微妙な状況。
さらにはSafariでWebアップロードを試みましたが、Safariではファイルアップロード時によく使用されるファイル選択系ボタンが機能せず、これまた×。
SH-04Aがデジカメ代わりにちょっとした記録写真を撮る用途に使えたのに対し、iPhoneのカメラは写真関連アプリと連動させて、エフェクトをかけたりiPhoneの中で楽しむための機能なんだな、という結論です。