電柱日報

日々の由無し事

『QED 鎌倉の闇』

知らないうちに出ていたようで、職場の購買でポツンと1冊だけ残っていたのを保護。
このQEDという作品、シリーズを通して「ミステリの形式をとりながら殺人事件よりも歴史薀蓄のほうが面白い」という変り種ですが、今回は特にその傾向が強く、事件について語られているページ数は全体の1割に満たないのではなかろうかという印象です。
鎌倉幕府をネタにしたメインの(?)薀蓄話は相変わらず興味深いものでしたし、最初からそれ目当てで買っている私のような人間にとっては全然問題ない作品なのですが、ミステリを期待して買われると肩透かしをくらいますのでご注意ください。
まぁ、かえってこのくらい極端なほうが、いっそ清清しい気もしますが……。

QED  ~ventus~  鎌倉の闇 (講談社ノベルス)

QED ~ventus~ 鎌倉の闇 (講談社ノベルス)