電柱日報

日々の由無し事

『Neverwinter Nights』(Bioware/SEGA)

既に発売から2年近く経過していますが、久しぶりにインスコして遊んで見ました。
TRPGの元祖と言われるDungeons&Dragonsを忠実にPCゲーム化したRPGです。
どのくらい忠実かと言うと、システムメッセージ中に判定に使用するD20の出目が表示されるほど。
なにせ、マニュアルにはゲーム中の処理がTRPGのルールと変わっている箇所には、どのように変更されているのかが説明されています。逆を言えば、そうした説明のない箇所は基本的にTRPGのルールをコンピュータが処理してくれていると思ってほぼ間違いありません。
このゲームがTRPGを意識している点として、ネットワーク越しのマルチプレイが機能があります。TRPGのように友達のキャラクタとパーティを組んでシナリオを進めることはもとより、マップからイベントまですべてが設定可能なシナリオ作成ツールが標準で付属していますので自分の自作シナリオを友達に遊んでもらうことも可能です。
さらには、特殊なDM(ダンジョン・マスター)専用クライアントを利用すると、そうした自作シナリオ中にDMとして参加し、プレイヤーのプレイ進行に合わせてイベントのトリガーを引いたり、ボスモンスターを操ってプレイヤーとの戦闘を行う事が可能です。
まさにネットワークを利用したTRPGといった遊び方ですな。
学生時代は月一でセッションをしていたものですが、皆就職してからは何かと忙しく予定をあわせるのが大変になっています。
チャットなどを利用したオンラインセッションも何度か参加してみましたが、どうしても判定周りの処理に通常より時間がかかる傾向にあり「お手軽に」とは行かない現状のようです。そんな中、特定のルールをコンピュータが処理してくれる『NWN』の様なゲームは、ネットワークTRPGの新しい形ではないかと思っています。
まぁ、そんな難しい話はともかくとしても、久しぶりに遊んだらシングルもやっぱり楽しかったですし、拡張キット買ってこようかな……。