電柱日報

日々の由無し事

『刑事コロンボ』

なんと言っても冒頭でいきなり犯人が明かされてしまう訳ですよ。その後よれよれコート姿の中年刑事が登場し、一見何の変哲もないような現場の風景から手がかりを手繰り寄せ犯人を追い詰めてゆく。
小学生時代に金曜洋画劇場で初めて観た『刑事コロンボ』は、自分が知っているミステリ(と言ってもシャーロックホームズや怪盗ルパン程度でしたが)とは一味も二味も異なる魅力にあふれていました。
そりゃもう、TV欄に『刑事コロンボ』とあればビデオ録画を欠かさないようなコロンボファンがいっちょ上がりてなモンで、少し前の話になりますが新聞の映画欄に

コロ
ンボ

とあるのを見て矢も楯も堪らず映画館へ直行したら、やっていたのは『ロボコン』だった、という漫画のような早とちりをしてしまう重病人の完成です。
で、最近行きつけのレンタルビデオ屋で『刑事コロンボ』シリーズのDVDが大量に入荷されているのを見かけて、せっせせっせと借りては観ている次第。
今週は『パイルD-3の壁』『黒のエチュード』が収録された第5巻と『悪の温室』『アリバイのダイヤル』が収録された第6巻をレンタルしてきました。この4作品は、単発のTV映画として作成された『殺人処方箋』と、シリーズ化を前提とした『死者の身代金』を含めたシリーズの9作目〜12作目ですね。
この『刑事コロンボ』は非常に作品数が多く、1970年代に製作された作品だけで45作品*1もあったりします。
DVDの方も10本以上先に控えていますので、しばらくの間は暇を持て余す事だけはなさそうです。

*1:俗に言う旧シリーズ。その後しばらく空いて、1989年から製作が再開した作品(新『刑事コロンボ』)も2003年製作の『殺意のナイトクラブ』までで既に24作品、まだまだ続きそうです。