電柱日報

日々の由無し事

1988年8月

私とコンピュータとの付き合いもそろそろ20年になろうかとして居るわけですが、昨晩実家に戻った際に闘うパソコンゲームマガジンコンプティーク1988年8月号なんぞを発掘してしまい、ついつい懐かしくなってアパートへ持ち帰ってまいりました。
おりしも来宅していたK氏(1988年当時からの友人)とともに往時を懐かしんだ次第。
当時(『イース』の前の『XANADU』辺りから)は日本ファルム全盛時代でありまして、なにしろ読者人気ランキングでは『イースII』『イース』『ソーサリアン』がメダル独占。売り上げランキングでも『イースII』『ソーサリアン』が1、2フィニッシュを飾っています。
挙句の果てに売り上げ分析コーナーのRPG部門でイースII』と『ソーサリアン』が上位なのは、もう当然として等と書かれているという、そんな状況。
その他にも、『ラストハルマゲドン』が発売直前だったり、モノクロページに中学生な宮沢りえ藤谷美紀が特集されてたり、注目ハードの内容が今度エプソンから出た「HDD-40R」は、アクセススピードが現在最高速の28mm/secで、40メガの大容量をもち価格も218,000円と手ごろな一台だ。だったりして時の流れを実感してしまいました。
中でも、当時はまったく興味も持っていなかったようなのですが立石岳氏による「オンラインゲームの喜び」という記事がありまして、「ネットワークといえば草の根BBS」というインターネットもない時代にネットゲームの可能性について論じている点、立石氏の慧眼には脱帽いたします。
ネットワーク対応のゲームとして100人同時プレイのSLGや、75人が同時に参加できるRPGなど、今RTSやMMOに通じる基礎がこの時代既に存在したんだなぁと思うと、なにか感慨深いものがありますねぇ。