電柱日報

日々の由無し事

仁と儀

WoWではことクエストを考えた場合、グループ(パーティ)を組んだ方が断然有利になります。
グループを組めばそれだけ殲滅スピードや被ダメージ面で有利になりますし、クエストアイテムはしっかり人数分出現しますので、同じクエストを遂行している人が居たらグループ組まなきゃソン。
というワケで、一人で洞窟なんかをウロウロしているとよくグループに誘われます。
本日も「この辺りで悪さをしている集団のリーダーを鉱山の中から探し出し、計画が書かれたクリップボードを取ってくる」というクエストで鉱山へ突入すると、すぐにグループへのお誘いを受けました。
誘ってくれた牛ウォーリアの人と一緒に鉱山内をひとしきり探し回ったのですが、立体交差など鉱山の構造が複雑なこともあり肝心のリーダーが全然見つかりません。
おまけに鉱山内のモブはすべてアクティブな上、死にそうになると逃げ出して回りに助けを求めるという面倒な動きをしますので、下手に囲まれると次から次にモブが連鎖してエライ目にあいます。
このままでは埒が開かないとの判断で、牛ウォーリアの人が知り合いのオークシャーマンの人に応援を頼み、3人で鉱山を進むことになりました。
このオークシャーマンの人、Lv30超えで復活魔法も使える凄腕でして、その後も囲まれて死にまくる自分や牛ウォーリアの人は何度も復活させてもらうことに……。
夜も更けていましたので、クリップボードを入手した時点で自分はログアウトする事にしたのですが、お礼と挨拶をするとオークシャーマンの人から
「そっちのフレンドリストに俺を登録しないか? こっちも登録するから」
という申し出をいただきました。是も非も無く登録させてもらったのですが、彼曰く、
「これでそっちがPvPに巻き込まれたら、こっちでも確認できるから」
との事。その後ひとしきり雑談をしてからそのオークシャーマンの兄貴は
「じぁな、もしヤバいと思ったら声かけな。すぐ飛んで行って、相手ぶちのめしてやるからナ」
というセリフを残して、颯爽と荒野に消えて行ったのであります。
WoWというゲーム全体がそうなのかはたまたこのサーバのHorde側だけの特徴なのか、面倒見が良い上にノリも良い ── いうなれば任侠系の ── 兄貴衆がたんと居りまして、いろんな人にお世話になりながら牛生活を満喫しております。