電柱日報

日々の由無し事

『ダ・ヴィンチ・コード』

一時期話題になった歴史ミステリー物(?)が文庫になってました。
偉大な芸術家にして、発明家、マルチ人間レオナルド・ダ・ヴィンチが作品の中に残した秘密とは?
イエス・キリストの真の姿とは?
高田崇史の『Q.E.D.』シリーズほど濃くなく、鯨統一郎の『邪馬台国はどこですか?』ほどアクロバティックな論理展開はありませんが、テンプル騎士団、 聖杯、マグダラのマリアなどのキーワードに胸躍る人にはオススメ。
宗教に無頓着な日本人であるおかげか、純粋にミステリー作品として楽しめました。
古代ローマ時代の謎を追いかけつつも現在のフランス、イギリスの文化財が多数登場します。
金と暇さえあれば、この作品に登場する美術館や寺院を巡ってみたいですねぇ。
金と暇さえあれば……ですが。

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)