電柱日報

日々の由無し事

『ウルトラヴァイオレット』

ガン=カタ」で有名な『リベリオン』のカート・ウィマー最新作。
あまり良い評価では無いので、未見の人は読まないほうが良いかも。
さて、ディストピア物という意味では共通点がある2作ですが、モノクロームな雰囲気で渋かった前作とは対照的に、今作は全体的に派手なビジュアルです。
マズルフラッシュ*1も紫になってますしネー。
アクション面を見ると「ガン=カタ」の名残は見受けられるものの、静と動の緩急が効いていた前作と比べると、あまりに普通のアクションシーンで外連味に欠けます。
グラヴィティレベラーや次元圧縮といったSF的なガジェットは非常に興味深いのですが、それがアクションに活かされていない印象。
ストーリー的にもチグハグな行動が目立ち、主役の内面描写が少ないことも有って、シーン転換に暗黙の補完が追いつかずに戸惑うことがあります。。
リベリオン』の印象が強すぎて評価が辛くなっている嫌いはありますが、総じて微妙。

*1:マズルフラッシュといえば前作は十字架でしたが、今作はバイオハザードマークでしょうか。劇場ではストップモーションで確認するわけにも行かないので未確認