電柱日報

日々の由無し事

『新本格魔法少女りすか』(西尾維新)

魔法少女などというタイトルで後回しにしていましたが、これで西尾オリジナルの新書は一通りそろった感じでしょうか。
残りは箱入りのお高い本と、原作モノに企画モノですんで、とりあえず私的西尾月間もこれでひと段落ですね。
確かに魔法使いの少女はメインキャラで登場しますし大人に変身したりもしますが、所謂「魔法少女」のイメージはありません。
一見万能に見える魔法を相手に、システムの裏を突いて状況を打破するという、「スタンドを魔法に置き換えたJoJoリスペクト」という評価が正しいように思います。
主人公のキズタカ君は、所謂「西尾主人公」クラスのインスタンスで、しかもコレまでの作品で一番尖がってます。まだまだ子供(若干11歳)とうい事もあるでしょうが、西尾作品が駄目な人にとってはトコトン駄目なシリーズかもしれません。
ファウスト誌は追いかけていないのでこの先はまだ知りませんが、キズタカ君も2巻に入って少し人間が丸くなっているようには見えるので、もう1冊展開をみてみようかなと。

新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)

新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)

新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)

新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)