電柱日報

日々の由無し事

中国カラオケ事情

さすが面子の国、というわけでもないのかもしれませんが、南寧に着いてからは、そりゃもう「全力でもてなせ!!」というギアスでも懸かってるんじゃないかと思うくらい至れり尽くせり。
滞在中は運転手つきの公用車が貸切状態、昼食、夕食はもとより、2日連続で夕食後のカラオケまでセットになっておりまして。
中国のカラオケ全般がそうなのか、たまたま今回利用したところがそうだっただけなのかは不明ですが、日本のカラオケとは勝手の違うところが幾つかありました。
まず、無線のリモコンがなく曲の選択から演奏停止まで、すべて固定式の操作パネル(タッチパネル)を利用します。また、所謂「歌本」がないので、曲を探すにも操作パネルを利用する必要があり、結果としてタッチパネル前の席に人が入れ替わり立ち代りやってくるという光景が繰り広げらていました。
一応日本の曲なんかも入ってるんですが、数は60曲ほどしかなく、しかもラインナップが中高年のビジネスマンの歌うような演歌・昭和歌謡系と、最近の若い中国の子が歌うような浜崎あゆみ島谷ひとみなんかに二極化していて、ちょうど阿久くらいが歌える曲が殆どありません。
日本語曲リストに入っていても曲名が中国語で表示されていてどの歌なのか判らないトカ、日本語で表示されてても「リフレインか゛叫んでゐ」とか「愛のハ゛うート゛を・・・そなりて゛」などの微妙な表記だったりトカ、突っ込みどころ沢山。
浜崎あゆみなんかの曲だと、やはり中国の人が歌う事を前提としているのか、歌詞がローマ字で表示されるモノがあったりします。1音1音ローマ字で表記されているだけでも読みにくいのに、そこへいきなり英語の歌詞が混ざってくるんですよ。下の例だと1行目、2行目のローマ字を追いかけて来たトコロに3行目の頭で「I」が出てくると、咄嗟にローマ字の「イ」なのか英語の「アイ」なのか判断がつかなくてうろたえてしまいます。

I TU MO A NA TA DA KE NO
BA SHO GA A RU KA RA
I hope that ...

2日目にはさすがに歌う曲もなくなってしまい、英語曲の中から古めのフォークソングを歌ってお茶を濁したりしてました。