電柱日報

日々の由無し事

iPad

かねてより噂の絶えなかったAppleタブレットこと「iPad」が発表されましたね。
基本的には「大きなiPod touch」と言うのが第一印象。GPSが載っていたり,3GのSIMが刺さったりする辺りはiPhoneとのハイブリッドですが,カメラはありませんしね。
でもって,「バイルデバイスではないんだな」と言うのが第二印象。
バイルデバイスと考えた場合9.7インチという液晶サイズは大きすぎな気がします。
このサイズだとポケコン伝統の親指タイプはできませんので,大きなソフトウェアキーボードを活かそうとするとテーブルなどにおいて使う必要がありますし,持ち運ぶにしてもスーツのポケットはおろかハンドバッグにも入らず,A4サイズのバッグが必要になります。iPad発表のプレゼンはリビングのようなセットでソファに腰掛けて行われたそうですが,「iPadの利用スタイルを想定した」という理由以外に,案外,立った状態で使おうとするとかなり不恰好にならざるを得ない,という事情もあったんじゃないでしょうかねぇ。
バイルデバイスとして持ち出すにしても,使用シーンはテーブルか,せめて椅子が確保できる場所に限定されてしまいそうです。
家庭内でメインマシンとして利用するには,できないことが多すぎて用を成しませんから,既にPCを持っている人のセカンドマシン,もしくはこれまでPCを触ったことのないお年寄りなどに使ってもらう,みたいな使い方が多くなるんでしょうか。
とかなんとか書きながら,個人的には非常に魅力的。
出先でPCの機能が必要になったとしても,画面サイズが大きいのでリモートデスクトップアプリなどが実用になりそうです。
専用のiWorksが発売されるそうですし,外部RGB出力ケーブもあるようですから,学会でのプレゼン用に購入する人が結構居るんじゃないでしょうか。
あと,公式のiPadケース(カバー)がかなりヨサゲ,というかiPhoneサイズのも作って欲しい。
マジで。