電柱日報

日々の由無し事

『大奥』

自分も奥さんも原作が好きで,前々から気になっていた男女逆転『大奥』の実写映画が金曜に封切られまして。せっかく車で5分ほどの場所にシネコンがありますので,夕食後に日曜のレイトショーを観に行ったような次第。
漫画の実写映画化というと(特に原作のファンに取っては)残念な結果になるのが常ですが,この作品については観終わってみてかなり好印象です。
当初不安がないではなかった主役水野役の嵐の二ノ宮君は(こう言っちゃ失礼かもしれませんが)思いのほか演技ができる人なんだなぁと評価が変わりましたし,少しイメージに合わないような気がしていた阿部サダヲの杉下もほとんど違和感を覚えませんでした。
ストーリーに付いては原作の1巻を多少の再構成こそあるものの丁寧になぞっていますし,前述以外にも大半のキャストも原作のイメージに良く合っており,制作スタッフが原作漫画の勘所をちゃんと判っているのが作品から伝わってきます。
原作ファンにもオススメできる貴重な映画化作品ではないかと。