電柱日報

日々の由無し事

春日山から飛火野辺り

とまぁ、さだまさしの『まほろば』になぞらえて、奈良は吉野山近辺を歩き回ってきました。
JR奈良駅から「春日大社興福寺、誰かが歌った東大寺」(『昨日・京・奈良、飛鳥・明後日。』 by さだまさし)の辺りを徒歩で巡り(順番としては興福寺東大寺春日大社)、帰りがけに奈良国立博物館、さらにもう一度興福寺へ寄ってJR奈良駅まで。
途中、奈良公園近くで昼飯(蕎麦)を食ったり、ぼ〜っと鹿を眺めたりしてた時間もありましたんで、実質歩いたのは4時間ほどでしょうか。
いや〜、奈良なんて小学校の修学旅行で訪れて以来20年近くご無沙汰だったんですが、奈良公園の辺りを歩いてると、当時の様子が結構記憶の奥底から呼び覚まされてくるのがチョット不思議な感覚ですなぁ。

興福寺

8角形の南円堂から脇から境内に入ると、右手に五重塔と東金堂が眼に入ります。
1300年近く昔に、木造であれだけの建築物を作っちゃうんですから、当時の技術も侮れませんねぇ。

全体が思っていたより早く廻れてしまったので、帰りがけに国宝館にも寄って千手観音だの十二神将だのバカデカイ仁王像の頭だのを拝観した次第。

東大寺

お約束の如く大仏様は拝んできましたよ、柱のアナはあからさまに無理そうだったんでパス。
で、大仏殿の周りを照明器具だの音響設備だのが取り囲んでおりまして、良く観ると、コンサートスタッフなんてジャンパーを着た一団が動き回っておったわけですよ。
だれのコンサートだろうと思って帰ってから調べたら、谷村新司だったらしい
大仏殿の後は、御水取で有名な修二会(リンク先は『修二会』 by さだまさし)の舞台である二月堂に向かったわけですが、二月堂からの景観が大仏殿の向こうに奈良市内を見渡せて素晴らしい。

春日大社

東大寺二月堂から奈良公園を横切って向かいましたのが春日大社
中に入ってみると、巫女さんがなにやら神事をしておりまして。
何事かと思っておりましたら、どうやら春日大社で神前結婚式を挙げたカップルが居る様子。
て言うか、春日大社で結婚式挙げられるんだ……。
で、しばらく境内を取り巻くように釣灯篭が連なる回廊(昼間でも雰囲気が有るのですが、是非一度これがすべて灯された様子を見たい)なんかを巡って境内に戻ってきたら、巫女さん増えてた。

また、宝物殿で春日大社に収蔵されている刀や鎧の展示をしていたので、コチラもチェック。
日本刀には一種独特の美しさが有りますねぇ……。

奈良国立博物館

10月の後半から11月にかけて、正倉院の収蔵物が一般公開されると聞いていたのでとても楽しみにしていたのですが、実は来週からだった事が判明してショボーン
不覚。
まぁ、常設展だけでも充分結構見ごたえは有ったんですけどね……。

奈良公園

興福寺近辺から、そこいら中に鹿がおりまして。
そいでもって、そこいら中に鹿煎餅うりのおばちゃんもおりまして。
鹿がね、待ち構えてるわけですよ、鹿煎餅売りの周りで。
お客が煎餅を手に持った瞬間に周りの鹿が一斉ににじり寄ってペコペコ頭下げながら煎餅をかっぱらっていくんですが、特にビニールを掛けている訳でも蓋をしている訳でもないのに、売り物の煎餅には手を付けないんですよねぇ。
こいつらグルなんじゃねぇか、と思う一瞬です。
あ〜、そういえば鹿の写真を一枚も取ってこなかった……orz

おまけ

道中で見かけた変なもの。