電柱日報

日々の由無し事

『Fate/Zero Vol,3 -散りゆく者たち-』(虚淵玄/奈須きのこ)

昨日、大須まで出たついでに購入してまいりました。
第四次聖杯戦争も起承転結の「転」ということで、イロイロと動き始めましたネー。
キャスターの最後だったり、ランサーとの(不本意な)決着だったり、綺礼と金ぴかの関係だったり、見るべきところは多いですが、個人的には「実は親バカ子煩悩な遠坂パパ」と「変わり始めたヘタレっ子ウェイバー君」がツボでした。
前者は『Fate/stay night』へつながるエピソードであると同時に、桜が間桐へ養子にだされた事に対して、魔術師としてではない父親としての遠坂パパの思いが垣間見えてホロリときます。
後者は、征服王に影響(日本ゲーム好きも征服王の影響なんだろうなぁ)されて自分を振り返るウェイバー君に、後にロード・エルメロイII世となっていく兆しがみえたように思います。ある意味、ウェイバーとイスカンダルの出会いは宿命であったのだろうなと。
まぁ、それだけに、元祖ロード・エルメロイの壊れっぷりが涙を誘うわけですが……。
ということで、Fate/Zeroも残るは1冊となりました。
冬の最終巻をwktkしながら待つことにいたします。