年明け以降の書籍費がエライ事に
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/10
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 103回
- この商品を含むブログ (263件) を見る
個人的には奇天烈剣術アクションものとして、純粋に楽しめる作品だと思うのですが、世間様の評価は芳しくないようです。
思うに、箱裏の「あらすじ」から本格的な時代劇を期待した面々と、「西尾維新=戯言シリーズ」というイメージが強い方々には、期待した内容ではなかった、という事なんでしょうね。
10,000円以上出して全12冊を一度に買うか、と言われると躊躇してしまうかもしれませんが、月に1,000円ずつであれば何とでもなりますんで、とりあえずは追いかけてみる予定。
- 作者: 奈須きのこ,こやまひろかず
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/10
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 117回
- この商品を含むブログ (424件) を見る
上の2作(と小説『空の境界』)は直接言及されないものの世界観的には繋がっている感じでしたが、今回は独立した作品のようです。
「悪魔憑き」と称される精神性伝染病が蔓延する日本で、「悪魔憑き」絡みの事件で左腕を失った青年が、「悪魔憑き」の引き起こす事件に絡んでいくお話。
なんですが、そこはそれ、伝奇モノで評判を博した氏の作品ですので、それだけでは終わりません。
『月姫』や『Fate』の主人公は(ティーンエイジャーだからという訳でも無いでしょうが)わりと正義感にあふれた熱血野郎でしたが、この作品の主人公石杖所在(アリカ)はどちらかと言うと厄介ごとには巻き込まれたくないタイプ。
俺は俺だけで精一杯だ。臭い物にはフタをする程度の正義感では、他人の重さは背負えない。なにしろ片腕だし、頭悪いし、強くなれない半端な弱者は、できるかぎり我関せずでやっていくしかないのである。
だってほら。ピンチになっても、誰も助けてくれないでしょ?
といった按配の変り種。
内容もミスディレクションの塊のような作品で、裏が透けて見えるな〜と思ってたら、実は3面ありました〜、みたいな。
こちらも続巻が有るようなので非常に楽しみであります。