『ナイトメアハンター=ディープ』
20年近く前に、人々の夢の中に入り込み、そこに巣食う夢魔と対峙する『ナイトメアハンター』というTRPG作品がありまして、夢の中ですんで武器や防具もその場でイメージして生成するという設定が非常に特徴的で、システムは荒削りだったものの、その世界観は非常に心惹かれるものでありました。
そんな、割と思い入れの有る『ナイトメアハンター』の後継作ということで、期待と不安の両方を感じながら購入いたしましたが、ざっと通して読んでみた感じ、悪くはないんではないかと。
旧世紀のナイトメアハンターと新世紀のナイトメアハンターをシステム面で特徴づけているのも面白いですし、超能力は最低限の説明だけがありPLのイマジネーションで膨らませていくタイプなのも興味深い点です。
裏を返すと、PCの種類が実質2つしかなく、選べるスキルや超能力の数も最近のTRPG作品と比べるとそれほど多いわけではないので、自分のPCに対する明確なイメージを持っていないと、他のPCとの差別化が難しいかもしれませんね。
ナイトメアハンター=ディープ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: 藤浪智之,小林正親,鈴木銀一郎
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/07/14
- メディア: 大型本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (28件) を見る