『天使と悪魔』(ダン・ブラウン)
週末に出かけるときの車中で読もうかと、今更ながら買ってみたんですが、寝る前にさわりだけ、と思って上巻を開いてみたら、夜中までかけて全3巻読了してしました。思いっきり夜更かしな上に当初の目論見も大外れになってしまいましたが、それだけ面白かったってことですね。
この手の所謂「歴史ミステリ」というジャンル自体が好きなこともあるんですが、ダン・ブラウンと波長が合うのか、翻訳の越前敏弥氏の文体が良いのか、非常に読みやすく楽しめました。
犯人(というか黒幕)は割と早い段階で想像が付いてしまったり、クライマックスの展開に「ぉぃぉぃ」と思う部分も無いではありませんが、この作品の場合犯人当てなどよりも「ローマカトリック世界の謎」的な部分がキモなんで問題ないんではないかと。
読み終わって、作中でほぼ1昼夜しか時間が経過していない事にビックリ。
また、ダン・ブラウン作品は『ダヴィンチ・コード』から入ったので、何の根拠もなく『ダヴィンチ・コード』の後に出版された作品だと思っていましたが、後書きを読んだら『天使と悪魔』の方が先に出てたとあってまたビックリでした。
- 作者: ダン・ブラウン,越前敏弥
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/06/08
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