電柱日報

日々の由無し事

次期システム設計

秋の仕様確定にむけて,動きが活発になってきました。
午後イチでサーバ仮想化とプライベートクラウドについて業者の技術提案があり,その後は別の業者からデスクトップ仮想化についての提案。
ネットワークサーバの仮想化は,割合はともかく採用はほぼ既定路線と言ってよいでしょう。ハードウェアの集約による電気代やCO2排出量の削減なんかもお題目として有効ですし,管理側としてはサービスがハードウェアから切り離されることで,ハードウェアトラブルによるサービス停止が最小限に抑えられるのが魅力です。
プライベートクラウドまで踏み込むかどうかは,組織内へのホスティングサービスを行うかどうか,という判断にかかってきそう。利用者からの要求による動的な仮想サーバの構築/破棄が日常的に起きるのであれば,プライベートクラウドの管理ツールが有効になりそうです。
逆にデスクトップ仮想化については,試算したコストがあまりに高額過ぎて,上層部へコストパフォーマンスを説得するのが現実的に無理っぽい感じ。構成にもよるんですが5年リースで考えたときに,同数のファットクライアントを管理ツールやSE保守込みで導入する場合の倍近いコストだとさすがにねぇ……。