電柱日報

日々の由無し事

『新・世界の七不思議』(鯨統一郎)

鯨統一郎作品はデビュー作である『邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)』と、『九つの殺人メルヘン (光文社文庫)』は非常に楽しめたのですが、どうも長編作品とは波長が合わないらしくしばらくご無沙汰しておりました。
とまぁ、そんなところに登場した久々の短編集が本作でして。
邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)』で歴史上の人物に対するアクロバティックな新解釈を行った宮田六郎氏が、今度はピラミッドやモアイ像など「世界の七不思議」をネタに新たな解釈を展開する。
という事で「やはりこの作者は短編だよなー」という評価を再確認した次第。

新・世界の七不思議 (創元推理文庫)

新・世界の七不思議 (創元推理文庫)