『覇』(武論尊/池上遼一)
ここのところコミック界で三国志モノが沢山連載されるようになっています。
週刊少年マガジンでは『覇王の剣』(塀内夏子)、週刊少年チャンピオンでは『さんごくし』(やまさき拓味)などなど。しまいにゃ『三国志マガジン』なんて雑誌まで出てきて、業界ではちょっとした三国志ブームのようですが、日本では三国志と言えば偉大すぎる横山光輝氏のイメージが刷り込まれておりますので、作り手側も作品の特色を出すのが大変だろうなぁと思います。
そんな中の1つであるこの作品では、「劉備玄徳は日本人だった」という一見ギャグのようなトンデモ設定をぶち上げつつ、池上遼一氏の劇画タッチがただのネタに終わらない作品の説得力を生み出してこの先が楽しみな作品。
まぁ、中国の人に取っちゃ「聖徳太子は朝鮮からの渡来人ニダ!!」と言われている様なもので、非常に噴飯モノではあるのでしょうが、まぁフィクションですから。
- 作者: 武論尊,池上遼一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/01/28
- メディア: コミック
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